癌治療で「経皮的凍結融解壊死療法」と聞きなれない治療法
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経皮的凍結融解壊死療法(クライオアブレーション、以下凍結療法)は、局所麻酔下にがんへ凍結針を刺し、がんを凍らせて壊死させる治療法です。慶應義塾大学病院では2002年から約240名の肺腫瘍の患者さんにこの治療を行い、良好な治療成績を収めてきました。2016年より治療を一時休止していましたが、2023年5月より患者申出療養(注1)として再開いたしました。凍結療法には、(1)体への負担や痛みが比較的少ない、(2)呼吸機能の低下がほとんどない、(3)放射線療法や化学療法が効きにくいがんにも効果が期待できる、(4)治療部位に再発した場合も繰り返し行うことができる、という特徴があります。
凍結療法の対象となるのは次のような患者さんです。基本的に、標準的ながん治療(手術、化学療法、放射線療法)を受けられない胸部悪性腫瘍(肺腫瘍・縦隔腫瘍・胸膜腫瘍・胸壁腫瘍)を対象としています。詳しくは下記をご参照下さい。
【対象】
標準治療の適応がない胸部悪性腫瘍
治療標的病変数3個以内
治療標的病変の最大径 ① 肺悪性腫瘍:3.5 ㎝以下、②その他の胸部悪性腫瘍:10 ㎝以下
治療標的病変以外に活動性病変がない
年齢18歳以上、79歳以下
全身状態がある程度保たれている(歩行可能で、自分の身のまわりのことはすべて可能だが、作業はできない。日中の50%以上はベッド外で過ごす)
コントロール不能の凝固異常がない
全身的治療を要する活動性の疾患がない





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